家族に負担をかけないように遺品整理ではなく生前整理がオススメな理由


高齢化社会が進む中、「終活」という言葉がスタンダードになりつつあります。
介護や保険のこと、葬儀・お墓のこと、財産の相続など終活で行うことは様々あります。

その中でも今回は、「生前整理」についてどう向き合い、行うべきか徹底解説させて頂きます。

生前整理とは?

生前整理とは身の回りの財産や所有物を、残したいもの・不要なものに分けることです。
残したいものは誰にどのように残すのか決める必要がありますし、不要なものは廃棄したり、リサイクルするなどして処分を行っていきます。

生前整理で整理しなくてはいけないものは、ここ10年ほどで大きく様変わりしています。
というのも、かつて生前整理は物理的な「モノ」に限られていました。

例えば保険や有価証券などの資産に関しても紙で保存するのが一般的でした。
今では、整理するべきものは「モノ」だけではなく「情報」も含みます。
スマホやパソコンで管理している情報なども生前整理で、整理しておく必要があります。

POINT 生前整理チェックリスト
生前整理でどのような「モノや情報」を整理すべきかまとめてみました。

◆所有物
日用品(今後の生活には必要のない家具・衣類・家電など)、思い出の品(写真やアルバム)、コレクション(切手・ポスター、食器、骨とう品、絵画などの美術品など)

◆所有資産
不動産・預貯金・現金・有価証券・保険・貴金属など
(住宅ローン、家賃等の負債も記録しておくと良いです)

◆データ
各種ログイン情報(SNS、インターネットバンキング、登録している有料サイト)
スマホ・パソコンの動画・画像データなど

生前整理はなぜ必要なのか?

財産を把握し、遺言書を作成するため

ご自身の財産を正確に把握していらしゃる方は多くはありません。
生前整理を行うことで、不動産・預貯金・現金・有価証券など所有している財産を把握し、財産目録としてまとめることができます。
財産目録を作成することで、遺言書を作成しやすくなります。

相続に関するトラブルを防止するため

財産目録を作成することで、遺族は正確に財産を把握することができます。
相続トラブルの多くは、
・どこにどれだけ財産があるのか把握できない
・遺言書がなく故人の意思が分からない
ことに起因するため、財産目録及び遺言書を作成しておくことで相続トラブルを未然に防ぐことができます。

遺品整理の手間を最小限に抑えるため

遺品整理は遺族に相当な負担が掛かります。故人を失った悲しみの中、遺品整理で大変な思いをさせないために生前整理を行う方が増えているのです。
また、遺品整理は故人の持ち物を、家族とはいえ他人が整理するため価値のあるものを分からずに捨ててしまうというケースもあります。
ご自身にとって大切なもの、価値のあるものを正しく整理するためにも生前整理を行うことをオススメします。

生前整理と遺品整理のメリットデメリットを比較

生前整理は遺品整理との比較をすることで、よりその必要性が見えてきます。
ここで生前整理と遺品整理のメリット・デメリットを並べてみましょう。

生前整理のメリット・デメリット

生前整理のメリット
1、自分の家族が遺品整理を行う負担を減らすことができる
2、財産を明確にすることで遺産相続で遺族が揉めるリスクを軽減できる
3、自分の死後も残したいものを明確にできる
4、気持ちがスッキリし、穏やかな日常を送ることができる

生前整理のデメリット
1、残すもの、処分するものの整理には膨大な手間がかかる
2、不用品回収代がかかる

遺品整理のメリット・デメリット

遺品整理のメリット
1、本人が整理するよりも処分する判断が早いケースが多く、生前整理より手間はかからない

遺品整理のデメリット
1、残す、処分するの判断が難しく、価値のあるもの(骨董品、美術品など)を誤って捨ててしまう場合もある
2、遺産相続に関わるため遺族・親族トラブルが発生しやすい
3、家族・親族を失った悲しみの中での遺品整理はさらに負担が掛かってしまう

生前整理・遺産整理のメリット・デメリット比較から見えること

やはり自分の大切なものは自分が一番分かりますし、遺産相続で家族や遺族が揉めるのは避けたいので生前整理がオススメです。
ただし、生前整理には相当な体力と時間を要するため、できるだけ元気なうちから少しずつ始められると良いでしょう。
写真や動画のデータ化などIT機器の取り扱いに慣れていないという方は、お子さんやお孫さんに手伝ってもらうという方もいらっしゃいます。
一緒に昔の思い出を辿れるという意味でも、生前整理は負担をかけすぎない程度に家族も巻き込むと良いかもしれません。

生前整理の進め方

ここでは不動産や有価証券などではなく、「モノ」に関する生前整理の進め方について解説します。

1、身近な不用品を先に処分する

家族との思い出の品やコレクションの整理には時間が掛かります。
まずは、明らかに要らないものの処分から手をつけていきましょう。
モノを捨てるのが苦手・・・という方は、「O年使っていないものは捨てる」というルールを作ると作業スピードが格段に早くなります。

2、残すものの選別を行う

残すものには大きく二つあり、『思い出に残るもの』と『財産として残るもの』です。
思い出に残るものについて、例えば写真アルバムが大量にある場合に死後遺族が捨てづらく保管に困ってしまう場合があります。
現品で残しておきたいと思う一部以外はデータ化しておくことをおすすめします。
財産として残るものは、財産目録を作成しておきましょう。

POINT 生前整理業者を活用して、スムーズに進める方法もあります
不用品の処分(特に大型の家電・家具など)は自分で行うのは大変なので生前整理業者に依頼することも選択肢の一つです。
残しておきたいもの、処分するものを事前に確認した上で作業を進めて参ります。

生前整理ならキズナリライフへ

私たちは東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城・栃木・群馬で生前整理のご相談を承っております。生前整理は依頼される方の一生を振り返りながら行うとても大切な”行事”だと捉えています。
作業的に行うのではなく、誠意を持って丁寧に生前整理のお手伝いをさせていただくことで「生前整理をやってよかった」と思っていただくことが私たちのミッションです。

その他にもいくつかサービスの特徴がございます。

一般社団法人遺品整理士認定協会から「優良事業者認定」を受けています。

生前整理業界には金額が法外に高かったり、後から請求をつり上げられたり、仕事が粗かったりするなどによるトラブルが発生していることも事実です。
もちろんそういったモラルのない仕事は絶対にしないことが前提ですが、少しでも安心いただくために協会からの認定を受けています。

弁護士・税理士・司法書士・不動産業者と連携

キズナリライフは不用品の処分だけでなく、財産の整理までお客様が困らず行えるよう専門家と連携しています。資産の査定や財産目録の作成などで専門家が必要な場合にご紹介させていただきます。

正式な見積もり後の費用変更は一切ありません。

見積もり後に追加費用を請求されないか心配されるお客様もいらっしゃいますが、ご安心ください。弊社では正式なお見積もり・ご依頼を受けた後に追加費用を請求することはありません。

生前整理に掛かる料金

生前整理を依頼する費用は業者によっても様々なので複数のお見積もりを取られることをオススメします。
以下は弊社の生前整理の料金一覧です。

まずはお電話ください。

生前整理をご検討中の方は、まずはお電話・メールでご連絡ください。
お電話にて、ご状況をお伺いさせていただきます。
メールは24時間・365日受付、電話は土日でも休まず9時〜19時の営業時間で対応しています。

参考:保険比較の【コのほけん!】 – 保険の見積もり・比較 / オンライン相談可
参考:介護に関するお役立ちメディア「ケアスル介護」
参考:終活サポート:これからの人生をより有意義を送るためにどんな準備が必要なのか考える
参考:老人ホーム・介護施設の検索は施設入居特化のクチコミ | スマートシニア