終活の第一歩は断捨離から!心豊かに暮らすために

終活のために「断捨離」する人が増えている
自分の人生を振り返る終活には「断捨離」が欠かせません。
断捨離とは、ヨガの
- 入ってくるいらない物を「断つ」
- 不要なものを「捨てる」
- 物への執着から「離れる」
という3つの行法を応用した片付け法です。
単に終活に向けての片付けや、残された家族のために行う作業ではなく、以下のようなメリットがあります。
- 前向きな気持ちになれる
- よい思い出の品は残し、悲しみや辛さを思い出す品は処分することで、前向きな気持ちになります。
- 人生がより豊かになる
- 本当に必要なものに気付き気持ちの整理がつくと、すっきりとした心持ちへと変わり今後の人生がより豊かになります。
- 身軽に快適に暮らせる
- 必要なものだけを残した部屋は、風通しの良い明るい部屋になります。足元がよく見えるので転倒する危険も避けられ、心も体も快適に暮らせるようになります。
断捨離のタイミングは老後とは限らない
「断捨離をやろうと思ったタイミング=終活を考えたとき」という人は多いと思います。
断捨離に決まったタイミングはありません。しかし体力が落ちていたり気力が続かないなど、思うように体が動かせないとうまく進められません。そのため気力や体力があるときに行ったほうが、後悔しない断捨離ができます。
ということで、思い立ったときが断捨離のベストタイミング。例えば大掃除をしたとき、季節の変わり目に洋服の整理をしたときなど、老後に関係なくいつでも始めるタイミングはあります。
断捨離の上手な進め方
では具体的に何から始めていけばいいのでしょうか。
下記に流れとリストをまとめたのでチェックしてみてください。
①不要なものを減らす
物
- 食器類
- 日常使っていない食器
来客用でしまいっぱなしの食器、高価で日常使いできない食器など - 調味料や食材
- 賞味期限切れの調味料や食材
一度使っただけの調味料など - 寝具
- 使わないでしまいっぱなしになっている寝具
来客用の寝具は必要な時にレンタルした方が清潔 - 洋服・バッグ
- 高価で捨てられない服やバッグ
サイズが合わなくなったけどいつか着られるかもととっておいてある服 - 庭・ベランダ
- 放置されたままの植木鉢やスコップなどのガーデニング用品
- 家電製品
- 修理すれば使えるからと放置してある電化製品
修理代が新品の購入代以上になることもあります - おもちゃ
- 子供が小さいときに使っていたおもちゃや孫が来たときに遊ぶおもちゃ
遊ぶ期間が過ぎていたら必要な人へ - 古い雑誌・パンフレット
- 最新情報を伝える雑誌やパンフレットは、古くなったら読み返しません
- 写真・アルバム
- データ化して保存すれば、場所を取りません
子供にお願いしておくのも◎ - 包装紙・空箱・紙袋
- 梱包類はどんどん溜まっていくので、必要な枚数を決める
契約
- クレジットカード
- 複数枚持っている場合は、一枚に集約
残りを解約すれば年会費の節約にも - 保険
- 今のライフスタイルに合っていない保険は解約するなど見直しを
- 預貯金通帳
- 使っていない通帳は解約し、把握できる口座に絞る
- 携帯電話
- 使用状況に合わせた契約に見直し
利用していないオプションサービスは解約
その他に、ほとんど見ていないテレビの衛星放送など忘れてしまっている契約もあると思います。家にあるカードや契約関係の書類を集めて一つ一つ確認するといいでしょう。
②重要なものをまとめる
上記のチェックリストを参考に、もののスリム化ができたら財産や契約に関する重要なことをまとめておきます。
- 不動産関係の書類
- 持ち家の場合は権利書、賃貸の場合は賃貸契約書など
- 証券や銀行関係の契約書
- 保険関連の書類
- 生命保険、火災保険、地震保険などの保険証書
- 年金証書
- 国民年金、厚生年金などの証書
- 通帳や印鑑
- 通帳や印鑑
- 医療費の領収書
- 確定申告などに使用する場合
税の時効である5年間の保管をしておくとよい - 給料明細やカード明細書、領収書など
- 一定期間保存したのちに処分する
断捨離を遺品整理業者に頼むこともできる?
いざ断捨離をやってみようと思っても、
「体力に自信がない」
「家族と予定が合わず、なかなか進められない」
「ものが多すぎて何から手をつけていいのかわからない」
など思うようにすすまないことがあります。
そんなときは、断捨離をあきらめず、遺品整理業者に依頼するのもおすすめです。
進め方のポイントや不要なものと残しておくべきものの選別など、専門家によるサポートが受けられるほか、不用品の回収も行ってくれます。
依頼する際は事前に見積りをとり、丁寧な対応をしてくれるかしっかり確認しましょう。